BMW E86 Z4 Mロードスター 車検整備紹介!!
Z4 Mロードスター、Z4Mクーペ外観
本日の整備作業紹介は、BMW E86 Z4Mロードスターの車検整備のご紹介です。
黒い方はZ4 Mクーペです。
Z4Mロードスター、Z4Mクーペが同時に入庫することはないので貴重です。
希少車になってきました。
後ろ側がロードスターとクーペはデザインが違います。
クーペの方は、なんとなくポルシェのようなシルエットにも見えます。
エンジン編
今回のご依頼事項で、プラグの交換とエアクリーナエレメントの交換をオーダーいただきました。
プラグは10万キロの交換ですが、まだ半分も走行していませんが効果です。
エンジン関係はBMW純正部品でのご依頼です。
BMWのプラグの交換めやすは10万キロです。
中心電極が若干減って磨耗しています。
まだまだ使えそうですが、ハイパワーのエンジンを気持ちよく回すために気分一新の意味も込めてのご依頼でした。
こちらが新品の中心電極です。
油脂類交換編
エンジンオイル、デフオイルはすでに交換済みとのことで、油脂類の交換ご依頼はブレーキオイル、クラッチオイル交換のご依頼です。
ブレーキオイルの交換サイクルは車検ごと約2年での交換をお勧めします。
特にZ4 Mモデルはマニュアル設定しかないためにクラッチのオイルの交換も必須です。
クラッチオイルを交換しているところです。圧送機で確実に全てにオイルを循環させて綺麗にしていきます。
クラッチマスターシリンダーの寿命にも関わってくるので、クラッチオイル交換も圧送機を使用して確実に全て交換です。
見にくいですが、ミッションの横にクラッチレリーズシリンダーのブリーダプラグがあります。そこからオイルを抜き取ります。
クラッチオイルの圧送もブレーキオイルと同じくMAX2.2barの圧力で抜きます。
バッテリー、エアコン編
新車から一度も交換履歴がなくバッテリーテスターでも交換が指示されていたので交換になりました。
純正部品ではなく、以前BMWでも純正として使用していたVALTA製にしました。
純正より1万〜1万5千円は安くすみ、性能も申し分ないのでお勧めしています。
エアコンメンテナンスの作業です。
エアコンガスは漏れがなくても1年に数十グラムずつ抜けていきます。そしてエアコンシステム内に使用されているエアコンオイルの交換も同時にしてしまうので、コンプレッサーの故障を防げるなどの理由で弊社では夏場はほとんどのユーザー様が利用していただいてる人気の作業です。
エアコンガスの量のデータはほとんどの車両データーが揃っているので確実な量をチャージすることが可能です。
エアコンガスは多くても少なくても、きちんと機能しません。
弊社で利用しているこの機材なら数十グラム単位でキッチリチャージしてくれるのでエアコンシステムが本領発揮してくれるのです。
ビフォアーです。16度だと体感でも効きが弱いのがわかりました。
アフターです。一桁台まで下がりました。ここまで下がると今年のこの暑さでも大丈夫!! 『キンキンに冷えてやがる』でしたw
完成検査
車検ラインに受かるようにヘッドライト光軸の調整をしています。
右側、左側共に若干右寄りでした。
排ガスチェックをしています。
平成10年以降の車検合格基準は下記になりますので問題ありません。
CO 1%以下
HC 300ppm以下
最後は、車検場のラインの写真です。
排ガステスト、弊社のテスターはまだ新しいので車検譲渡数値の差がありました。
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