BMW E46後期モデルの車検整備でお預かりしました。
下回り点検をしています。
エンジンオイルのにじみが若干ありましたが、直すほどではないので拭き取り清掃します。
2002年あたりのBMWならオイルのにじみはしょうがないです。
全て直していたらものすごい金額になってしまいます。
もちろん車検に受かる前提で検査してからの判断です。
車検に落ちる項目ではラックぶーつのキレがありました。
こちらは交換しないと車検に受かりません。
ブーツ類で、切れてグリスが飛び出してしまっているものは車検に受かりません。
お客様からのご希望で『できるだけコストを下げて』
とご用命がありましたので、社外品を使います。
ラックブーツ新品になりました。
続いてプラグを交換します。
しばらく交換していなかったようで、消耗していました。
プラグが不良になると、気持ちよくエンジンが回らないのと、不燃焼で他の部品O2センサーのこ割れの原因などを起こしてしまいます。
続いてエアコンフィルターの交換です。
アップで見ると汚れが詰まっています。エアコンの匂い、ホコリ、などの原因になります。
交換の目安は1年です。
続いてファンベルト,クーラーベルト、ファンプーリーの交換作業です。
こちらは社外部品が間に合わなくて純正部品を取り寄せました。
朝一番でエンジンをかけると『ひょー、ひょー』と唸りをあげていました。
お客様はきずかなかったそうです。
ファンプーリーはオルタネーターの支点に止まっています。
このボルトがめちゃくちゃ硬く折れそうでした。
ハンマーで叩きながら、だましだまし緩ませて外しました。
かなり長いボルトなので、折れには注意してください。
この夏導入したばかりの『TEXA 780R』です。
エアコンの回収機としても使えますが、メインは『エアコンリフレッシュ機能』
エアコンガスに含まれている不純物を取り除き、エアコンオイルは抜けたぶんだけ新品オイルを充填します。
各メーカー毎に設定して登録してあるエアコンのガス量を規定値入れてエアコンの効きを良くしてくれます。
最初に車種を設定したらあとは全自動で勝手にやってくれます。
何か異常(ガス漏れ等)があればそこでストップして作業者に教えてくれます。
↓
真空引き
↓
真空保持テスト
↓
ガス充填
まず施工前の温度を測ります。
20度以上ありましたので、体感でもあまりよく効いていいませんでした。
施工後11.4度まで下がりました。
コンプレッサーの調子が良い車などは5度ぐらいまで下がります。
今回は、規定値 740g
入っていたガス 480mg
足りないガス 260gもあったのでエアコンが効かないはずです。
データーをプリントできるので、お客様にお車の状況をお知らせするときに便利です。
この機材の利点はエアコンの効きを良くするのはもとより、エアコンパーツ(エアコンのトラブルでよくあるコンプレッサー等)の寿命を向上させるのに貢献してくれます。
エンジンオイルの交換をはじめ、オイル類の定期的交換は大きな出費を抑えてくれます。
最後に画像認識式のヘッドライトテスターで光軸調整をして終了です。
画像認識式のヘッドライトテスターは作業者によってのヘッドライトの光軸調整のバラツキを抑えることができるので、ちょっとコストはかかりますがのちの指定工場取得に対応するために導入しました。
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