BMWオーナーのM様から、下記のようなご相談をいただきました。
- リア左右のウインカーが点灯しない
- リア左右のパワーウインドが動かない
- バックモニターが映らない
- ライトまわりの警告灯が点灯する
- 右のヘッドライト雨水漏れがひどい
いくつも気になる症状がありましたので、ご入庫いただきました。
診断
テスター診断をしたところ、フットルームモジュール(REM)の不具合と判断出来ました。
リアまわりの電装品を制御しているコントロールユニットです。
トランクの右側にあります。
ただヘッドライトの雨漏れが気になりましたので、
まずはヘッドライトの修理から進めることにしました。
ヘッドライト修理
ヘッドライトをひっくり返すと大量の雨水が出て来ました。
そしてヘッドライトカプラーのオス/メス共に錆と腐食が発生しておりました。
今回の雨漏れの一番の原因はカプラーとハーネスの隙間からの雨漏れのようでしたので、
シーリング処理をしておきました。
これだけ水没しているのにヘッドライト内の電装品に不具合が出ていないのが幸いでした。
内部をよ~く乾燥させて、万全を期すためにヘッドライトレンズ合わせ目にもシーリング処理をさせていただきました。(写真取り忘れました・・・)
そして最後にフットルームモジュール交換後、コーディングをして作業完了です。
不具合もすべて解消されました!
M様 ありがとうございました。
まとめ
今回の状況をお聞きしてみると、ヘッドライト雨漏れを1ヶ月放置していたら、
いろいろとリアまわり電装品の不具合が発生してきたとのことでした。
配線図をみるとヘッドライト電装系とフットルームモジュール電装系の接点は
確認出来ませんでしたが、カプラーの腐食具合をみると
もしかするとどこかで繋がっていて二次的不具合の原因になっているかもしれません・・・
雨漏れを放置しておくと内部水没や湿気の影響でライトユニット電装品の二次的不具合などが発生してきます。
そうなるとなかなかの高額な出費と修理時間もかかりますので、ヘッドライトの雨漏れや水滴に気が付いた時にはお早めにご相談くださいませ。
Facebookコメント