E39 BMW 5シリーズ
E39のBMW 5シリーズに大事に乗られているS様は、
以前にABSの修理でご来店いただいてからのお付き合いです。
それ以来、愛車の車検やメンテナンスをお任せいただいております。
今回は車検整備でご入庫いただきましたが、
点検中に冷却水のタンクの水位が下がっているのが見つかりました。
どこかで冷却水漏れが起こっているようでしたが、一見しても、どこから漏れているのかわかりません。
漏れているところを探して、エンジンカバーやインテークマニホールドなど、かなりの数の部品を取り外していくと、エンジンブロックに冷却水を送る樹脂製のウォーターパイプが経年劣化で破損し、水が漏れていることがわかりました。
本国オーダーで無事に部品も入荷
こちらのE39も25年近く昔のお車ですし、距離も20万キロ以上走っています。
熱がこもりやすいところに取り付けられている部品ですから、熱の影響で傷みも進んでしまいます。
作業中に水まわり以外にもバキュームホースをはじめ各部のゴム製のホース類のヒビ割れも見つかりました。
実は車検でご入庫いただいたのは昨年末だったのですが、部品の国内在庫が欠品していてドイツ本国オーダーとなってしまいました。
ですので、残念ながら年内に車検を取ることはできず、年明けの部品入荷を待って交換作業と車検を行いました。
愛着あるお車に乗り続けるお手伝いを
少しお待たせしてしまいましたが、無事に部品が手に入りました。
E39は新車当時に人気のあった車ですので、部品の供給状態は比較的良いのですが、ABSまわりをはじめとした電子制御系の部品はほとんど生産終了となっています。
ですので弊社ではABSの修理をご依頼いただくことの多い車種でもあります。
今回の点検時にはこれも旧車によくある不具合ですが、ヘッドライトの光量が車検の規定値に達していませんでした。
こちらは幸いにもヘッドライトバルブを新品に替えることでクリアすることができました。
愛着を持って大切に乗られているお車、これからも少しでも永く乗り続けられるようJスクエアではサポートさせていただきます。
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